猿猴川河岸緑地

 新広島駅ビル~エールエールA館(福屋)~猿猴川河岸緑地が、ペデストリアンデッキで繋がるそうですね。エールエールA館部分は館内に通路を作り、デッキと結ぶとのこと。ゆめタウン呉と同様のスタイルでしょうね。新駅ビルの構造上、歩行者動線が地上2階部分に移るのがほぼ確実な中、純粋に良い話だと思います。

中国新聞より)

(エールエールA館。この壁をぶち抜くのかね…)

 この流れで期待したいのが、猿猴川河岸緑地の活用です。この空間、勿体ないなぁと思いません? もっと何か出来るはずです。

(かなり古い写真ですが、現状そう変わっていません)

 広島のまちづくりの流れから言えば、この空間の利活用を考えた場合、「これまで行ってきた河岸緑地利活用の延長だ。カフェ等を作ろう」と言う話になるかと思います。手法としては、それらで間違いではないと思います。

(広島の河岸緑地利活用の大成功事例と言って良い、元安川沿いのオープンカフェ

 ただ、この場所はもっと攻めて良い、と思います。ここにお好み焼の屋台村作れませんかね…。

(博多の屋台)

 想像してみてください。他都市から出張で広島に来たサラリーマン。仕事が終わって路面電車で広島駅に向かう途中、高架の路面電車から見える楽しげな河川敷の屋台群。そりゃ、そこでちょっと一杯呑んで帰りたくなると思いません?? 

 で、夜風に吹かれながら、新幹線の時間まで広島のお好み焼きで地酒をグイっと、とか、素敵すぎると思いませんか? もし、私の出張先にそんな空間があったら、是非行ってみたい。ましてや、新幹線駅から徒歩3分でそんな空間に出会えるなんて。なんて贅沢な話なんだ、と思います。

 懸念があるとしたら、すぐ近くにある「お好み物語 駅前ひろば」が「民業圧迫だ」とか言わないか、ということですね。と言うか「駅前ひろば」がこっちに移転してくれば良いのに、って思います。フルフォーカスビルも近い将来建て替えの話が出てくることでしょう。それを機にこっちに移転、となれば良いのにな、と思います。それまでに河川敷利用の制度設計をしておくべきだ、と思います。

(言わずと知れた、お好み村。こういうものが、駅前の屋外に出来たら、なんて素敵だろうか、と思う)