広島が変わる2023春

 ここ数年、この広島ではあまり明るい話を聞きません。人口社会減2年連続全国ワースト。札仙広福からの脱落の危機、などなど…。

 ただ、私は最近何となく思っています。「多分、今が底だな」って。

 低迷する広島ですが、少しずつ、光が差して来ているように思いますよ。

 この春に限って言っても、随分明るい話題が出てきています。

①東広島バイパス開通

 前回取り上げたこのバイパス。都市計画決定から約50年経っての実現です。空港へのアクセスが改善される。広島大学が時間的に近くなる、など、大きな効果が見込まれる道路です。

広島大学法学部の東千田への移転

(すいません。まだ見に行けてなく、画像はありません…)

 

 こちらは東広島移転から28年経っての再移転です。街中に若者が増え、大学生の様々な活動も活発になることでしょう。やはり、特に社会科学系の学問(法学部や経済学部)は、街中で学ぶべきだと思います。経済学部も戻ってきませんかね…。

 

ひろしまゲートパークプラザオープン

(すいません。こちらもまだ見に行けていない…)

 

今話題の市民球場跡地ですね。球場が閉鎖されて14年経ってのオープンです。まだ見に行けていないのですが、ネット上の意見を見てみると、高評価が多い様子ですね。都心活性化の切り札です。

 

 と言う具合に、数十年に渡って課題であったものが、次々と解決して来ています。コロナの影響も少なくなってきたことだし、今後、少しずつ街が元気になっていくのではないかと思います。それに加え、来年の今頃はサッカースタジアムオープン、その翌年は広電の駅前大橋線が開通でしょ? 間違いなく、今が底で、これから広島は浮上していくと思います。

 いや、もしかすると、人口社会減などはまだまだ続くかもしれない。ただ、人口が減ろうがどうしようが、街の魅力自体を上げていくことは十分可能でしょう。バイパスが出来てより多くの人が広島を訪れるようになった。大学が戻ってきて街に活気が戻った。街中の魅力が増し、多くの人が街中を訪れるようになった。これだけで、人口社会減分をカバーできるのではないかと思います。2023年は、広島の新たな復興元年になるのではないかと思います。

 

 そんな中、私自身にも大きな動きがありました。これまで5年に渡って都市計画・都市整備の仕事に従事してきましたが、本日より、管理職として、ソフトのまちづくり事業に関わることになりました。

 少し前から、「さすがにそろそろ異動だろうな。折角都市計画に携われることが出来たのに残念だ。出来ればソフトのまちづくり部署に行きたいものだが、そう都合よい人事異動なんてないだろうな」と思っていたのですが、その、「都合よい人事異動」が実現しました(笑)。こんなに理想的な、夢のような展開ってあるものなんですね。

 私にとって、今回のこの人事異動は絶好のチャンスです。不安がないと言えばウソになるけど、不安がっている場合じゃない。とにかく、ガツガツ行ってやろう。で、必ず何か成果を残してやろう、と思っています。2023年は、私にとっても、大きな始まりの年にしたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

(ちなみに、都市計画部門からソフトなまちづくり部門に異動するというのは、雑誌で言うと左の「新都市」から、右の「事業構想」に異動するような感じです。「新都市」の2月号では広島駅界隈の大改造が取り上げられ、「事業構想」の4月号は地域特集で広島県が大々的に取り上げられました。よろしければ皆様もどうぞ♪)