CITY SCAPE!

 昨日~今日にかけて、広島の都心部「CITY SCAPE!」が開催されていること、皆さんご存知でしょうか。

 ものすご~く大雑把に言うと、「広島都心部の魅力向上のため、エリアマネジメントによる魅力向上のための取り組み」です。「広島都心会議」主催(?)で、大々的に行われています。

 まあ、難しいことは言わずに、見てもらいましょう。

 まずは、三越前#カミハチキテルです。

 で、パルコ周辺や並木通り、アリスガーデン界隈です。

 どこまでが「CITY SCAPE!」で、どこからが関係ない独自イベントなのか、イマイチ良く分かりませんが、逆にそれが良いんです。イベント的ではなく、日常的にこのような風景が生まれるのが好ましい。

 シャレオ中央広場もそう。これ、関連イベントなのかどうか知りません。そんなことよりも、日常的に、みんなが楽しめる空間であること。それが大事です。「主催がどこか」なんて、実施する側が知っておけば良い話で、楽しむ方からしたら、「街が楽しい!」と感じでもらえれば、何だって良いのです。

 少し気になるのが、こういう企画になると、どうしても飲食が中心になってしまうこと。もう少し、街の深みが欲しいよね、と思っていると、川でのSUPがあったり、レストハウスでコンサートもあったりした、とのこと。

レストハウスコンサートは、今回は行けなかったのですが、9月に聴いた「二十歳になったら」と同じプログラムだった様子です。(写真は9月のもの) うち(広島カントライ)のホープが中心となってやっているやつですね))

 

 いいですね。こういう取り組み。こういう「賑わい創出」系でよくやってしまうのが、「とりあえず、テキ屋やキッチンカー出しておけ」「とりあえず、子ども向けにふわふわドームやボールプール置いておけ」「とりあえず、盛り上げ役としてゆるキャラ連れてこい」みたいな、何の付加価値もない、ただただ賑わうだけの企画。テキ屋の不味いイカ焼き売って、ビール飲ませて金使わせて、それで「賑わい出来た~」とか、そんなので満足??みたいな企画、全国で山ほどありますよね。

 大事なのはそこではなく、いかに付加価値があって、街も人も豊かになる企画かどうか、だと思います。

(この写真も今回ではないですが、「水辺でくつろぐ」って、こういうことなんだ、他の場所では体験できない、素敵な時間なんだ、というのが伝わって来ます。こういうのが、街の付加価値を上げるのだと思います。)

 

 一時的なイベントで賑わいを作るのではなく、街の魅力を引き出すこと。街の深みを出し、都心の求心力を上げること。今の「CITY SCAPE!」が100点だ、とは言いませんが、方向性は間違っていない。今の取り組みをブラッシュアップさせていければ良いな、と思います。