エリザベト音楽大学セシリアホール

 当ブログの、昨年9月30日付記事で、「ベイサイドビーチ坂」を取り上げた時、最後に、私こんなことを書いていますね(こちら)。

「広島の賑わいづくり」について語るとき、「広島にはアレがない」「コレもない」とか言う人が多いですが、「ないもの」を探すばかりでなく、「東京にはない素敵なもの」をもっと見つけていきたいものですね。都心から車30分で行けるビーチって、東京にありますか?? 「広島つまんない」とか言う前に、もっと広島で色々遊びましょ。楽しむ人は広島楽しんでいますよ。

 これは、色々な面で当てはまると思います。例えば、音楽ホール。よく、「広島には音楽専用のホールがない」と言われます。

 まあ、確かに、広島交響楽団の使用が想定される、2000席規模の音楽専用ホールは、ないです。

 …が、だから、その「広島にはアレがない」「コレもない」って言うの、ちょっと控えましょ。生産性がないです。ちょっと視点を変えましょう。私、東京に住む友人に、こんなことを言われたことがあります。

 

「東京には、エリザベト音楽大学セシリアホールのような、オルガンのある中規模ホールがない。比較的小編成の、オルガン付きの合唱のコンサートとか、実は出来ない。立派なオルガンがある世界平和記念聖堂もあるし、宗教音楽を歌う人には非常に恵まれた環境だと思う」

 はい。私、東京の事情は知りませんが、多分、宗教音楽が好きな人にとっては、広島は恵まれた街なのでしょう。エリザベト音楽大学という、宗教音楽を得意とする音大もあり、指導者や研究者も身近にいらっしゃる。本当、人口規模を考えると恵まれた街ではないかと思います。

 と言うことで、その、エリザベト音楽大学セシリアホールを写真でご紹介。公共ホールにありがちな、無機質感もなく、非常にオシャレでカワイイ。音響も良いし、他都市にはない、自慢できるホールだと思いますよ。

(入口正面に立つ、聖セシリア像。こういうのが、「特別感」を出してくれています。「非日常感」というか…)

(ステージとパイプオルガン。広島のホールで、パイプオルガンがあるのはここだけです)

(ステージから客席方面。ドーム型の空間から、光が差し込むのがなんとも美しい…)

(おまけ)

3月24日は、そのセシリアホールで、次のようなコンサートが開催され、私もオンステします。ぜひ、お越しください。