TOUCH MATCH HIROSHIMA

 今、広島駅北口で、公共空間を利用した「TOUCH MATCH HIROSHIMA」という社会実験が行われていますね。

 「なんだよ。木やベンチを置いただけじゃん」なんて言わない。駅周辺の付加価値を上げること、回遊性を向上させること、公共空間利活用のルール作りを行うこと、等の観点から、重要な社会実験だと思います。

 このような取り組みを行う地域は近年増えており、同様の取り組みを行おうとしている人たちからしても、重要な社会実験となるのではないでしょうか。

 その中で、いくつか。

 まず、カフェ側に置かれたこのフェンス。景観的、賑わいづくり的には不要ですね。と言うか、何でここにフェンスが必要なのかわからない。どこからの要請でこれを設置しなけれなならなくなったのか不明ですが、もう少し何とかならなかったのか、と思います。

 あと、そもそも論になりますが、この空間、「憩いの空間を」という趣旨だと思うのですが、意地悪い見方をすれば、「通行人が休憩する場所が出来た」だけ。勿論、これにより回遊性が向上すればそれで良いのですが、どうせなら、もう少し、ちょっと人が寄りたくなるようなお店があっても良いのではないでしょうか。ハンドメイドの小さなお店とか、こだわりの小物屋とか、占い屋とか、似顔絵屋とか。そういうお店があれば、広島駅周辺の魅力がぐんと増すと思いますよ。