キッチンカー

 近年、キッチンカーが急激に増えてきた感じがしますね。

ひろしまゲートパークにて)

 #カミハチキテルのような、公共空間を利用しての賑わいづくり、回遊性の向上の取り組みが増えてきている中、このキッチンカーの役割がますます重要になってくるのは、まあ、間違いないところでしょう。

(#カミハチキテル。このときはキッチンカーではなかったけどね…)

 

 お祭りとかで、一度でもお店を出したことがある人ならお分かりでしょうが、屋外で店舗を出すって、おおごとですよね。電気どうする? ガスどうする?? 水がなきゃ調理出来ないぜ。排水どうするよ…e.t.c…。

 そういった問題を、見事に解決してくれるキッチンカー。先日、とあるキッチンカーの内部を少しだけ見せてもらいましたが、まあ、良く出来ています。社会実験だとか、イベントだとかを主催する側からしても、いらないことを考える必要が少なく、キッチンカーは非常に重宝する存在です。

 今はイベントとかで見かけるぐらいのキッチンカーですが、今後、もっと様々なところに出てきてもらいたいものだ、と思います。

 例えば、うちの子の小学校では、PTAが、小学校グランドで毎年お盆にかき氷屋を出し、秋の日曜参観日にうどん屋を出していました。こういうの、もう、キッチンカーで良いでしょう。こういうことでPTA役員の仕事を増やすから、みんな役員やりたがらないのですよ。民間に任せられる部分はどんどん民間に任せたら良い、と思います。まあ、キッチンカーの食べ物はPTAのうどんより高いので、「高価で食べられない子がいる」とか言われそうですが、それなら、費用の一部をPTAなり、学校が負担すればよいでしょう。大きな問題ではありません。

 問題があるとしたら、「小学校グランドのような公共空間で、民間業者に金儲けさせて良いのか。」というところ。ここはルールを作る必要がありますね。土地の使用料(占用料)はどうするのか。業者の選択は好きにやって良いのか。誰が決めるのか、などなど…。

 

 …実は今、私、仕事としてこのことに取り組んでいます。学校グランドではないですが、公共空間で、キッチンカーの営利活動を認めるにはどうしたら良いか。全国には、既に要綱化している自治体もある様子ですね。それらを参考に、ルール作りを急ぎたいと思っています。

 先ほどの小学校PTAの例でもわかるとおり、①PTAは仕事が減って楽になる ②事業者は商売の機会が増える ③子どもたちは美味しいものが食べられる ④行政は使用料(占用料)が入り、収入が増える と、いいことづくめの話です。これを禁止する理由はない。ルール作り、急ぎます。

(こういう殺風景な市役所前の空間。何とかしたいと思いませんか。ルール作りの問題だけだと思います)