エディオンスタジアムの裏側

 昨日、織田幹雄記念国際陸上競技大会がエディオンスタジアム広島で開催されましたね。私も、ちょっとだけ関係者として行ってきました。

 このスタジアムの裏側を少し見ることが出来たので、今回の記事はその報告です。

 まず、いつもサンフレの選手とかがピッチに向かって出ていくエントランスホールから。選手は、いつもこういう視点でスタジアムを見ているのですよね。

ちなみに、グランドレベルからメインスタンドを眺めるとこんな感じ。

 

 で、そのエントランスホールには、昨年サンフレが優勝したルヴァンカップのこういうものが置いてありました。

 そして、エントランスホールを出て左に曲がると、こんな感じ。左手に見えるのはトレーニングルームです。写真には写してないですが、陸上選手って、競技が終わった後もトレーニングするのですね。「さっき金メダル獲った選手が、すぐトレーニングしてるじゃん」みたいな光景がたくさんありました。ああやってクールダウン?するのですかね??

 そして、トレーニングルームを通り過ぎると、マラソンゲート。マラソンゲートから見るグランドはこんな感じ。

 本当は、この奥の通路とか、もっと色々見たのですが、写真としてUP出来るのはこれくらいでしょうか。(そもそも、仕事で行ったんだし) 大した写真なかったですね。すいません。あと一つ、初めて、スタンドのこの席に座りました。

サッカーのアジアチャンピオンズリーグ開催の条件で、「客席は個席で背もたれがないといけない」などという謎規制に対応するため、改修された席ですね。正直「アジアサッカー連盟、何様のつもり?」と思うのですが、まあ、改修されたこと自体は良いことですね。

 

 と言うことで、織田幹雄記念国際陸上競技大会@エディオンスタジアムでした。サッカースタジアムが今年度完成し、今後は利用がぐんと減るであろうこのスタジアムですが、私からすると、非常に思い出深いスタジアムです。私、このスタジアムの対面にある大学の学生で、しかも2年間はこのスタジアムから徒歩5分のところに住んでいたのですよ。

 その中で、鉄骨組んで建設されている時から、こけら落としとなったアジアカップサッカー、その後のJリーグの大ブームなど、私は全部目の前で見てきました。出生から成長まで全部見てきたような感じです(笑)。なので、私からすると、広島市民球場マツダスタジアムより、このスタジアムの方が思い入れがありますね。Jリーグのシャトルバスのバイトもしたし、日本代表の試合も数試合観戦しました。

 それに、日本全体の視点から見ても、「サッカー日本代表が初めてアジアを制したスタジアム」「初めて首都以外でアジア競技大会が開催されたスタジアム」と、様々な面で記録に残る記念碑的なスタジアムです。全国的に、「国体を契機に造られたスタジアムはその後ロクに使用されない」とか言われますが、このスタジアムは、全国の陸上競技場の中でもトップクラスの利用をされ、また全国的にもインパクトのある大会が多かったスタジアム、と言えるのではないでしょうか。(裏を返すと、それだけサッカースタジアムの整備が遅れたということなのですが)

 今後は、残念ながら利用頻度はグンと下がるでしょうが、折角のこれだけのスタジアムです。何か有効活用してもらいたいものだ、と思います。ユニバーシアードとか、ユース五輪とか、はたまた世界陸上とか、誘致できないものでしょうかねぇ…。

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(1992年アジアカップサッカー。このスタジアムのこけら落としであり、日本サッカーの夜明けでもあった大会。ここから、新しい時代が始まった感がありました。)