平和大通りの利活用のためのワークショップ(Vol.2)

 誤って削除してしまった前ブログに、「今、平和大通り利活用のワークショップに参加している」ということを書いていましたが、先日、この第2回目のワークショップが開催されました。今回は、実際に現地を歩いてからの意見交換です。

 よく知っているつもりの平和大通りですが、改めて歩いてみると、新たな発見・気づきがたくさんありました。一つずつ見ていきましょう。

①芝生

 場所によっては、広~い芝生があり、また、管理も行き届いています。「そんなの当り前じゃん」とか、言わない。この状態を維持するためにどれだけのコスト・労力がかかっていることか。大事に使うべきスペースです。折角のスペース。イベントを行うことも出来るだろうし、寝転がっても良いし、BBQだって出来る。大事に使いたいものです。

②大きな樹木

 緑地帯にある樹木。かなり大きなものもありますね。「街路樹」というレベルを超え、「山の中にあるような大きな木」もたくさんあります。この平和大通りで年数重ねて、大きくなったのでしょう。以前、「歴史を踏まえた空間づくりを」みたいなことを書きましたが、「歴史って何だろう」と考えた時、「植えた樹木が月日を経てこんなに大きくなった」というのも歴史の一つですね。平和大通りの特徴の一つと言って良いかもしれない。上手い活用法を考えたいものです。

(これなんて、大きな木だよな…)

(近くにはザクロの木もありました。ザクロなんてあるんだ。知らなかった…。これも何かに使えないかな…)

 

愛宕

 改めてここを見て思いました。ここ、面白いですよ。枯山水っていうのですっけ? ANAクラウンプラザホテルのものと愛宕池。明らかにセットで考えるべきよ。デザイン的にそうなっています。

(写真では分かりにくいが、ANA愛宕池とは明らかに連続性がある。歩道部にかかる橋も飾りの橋で、実際には橋の機能はない(そもそも橋の下は埋まっているように見えた)が、いかにも池にかけているようにデザインされている)

 

 こういうものは、全部一体でANAに管理してもらいましょうよ。で、ANAにもっと自由に使ってもらいましょう。素敵な空間が出来ると思います。

 そして、この池、水を張れませんかね…。以前の#カミハチキテルのワークショップの中で、「夏は暑くて歩く気になれないので、相生通りに滝が欲しい」という意見があったと書きました。平和大通りも滝はないですが、池ならある。水を張ったら涼しげで良いと思うけどなぁ…。そういう意見、私以外の人からも出ていました。

 あと、「実際に水を張らなくてもプロジェクションマッピングすれば素敵」とか、「何とかのダンス(?)が似合う」とか、いろいろな意見が出ていました。(私はこの辺り詳しくないのでよく分かりませんが…)

 

 で、こういう具合に現場を見た後、意見交換を行いました。皆さんそれぞれの立場(例えば、「平和を訴えたい」とか、「平和大通りの治安を良くしたい」とか「親子で楽しめる空間にしたい」とか)で、それぞれの視点より意見を述べられ、非常に有意義な時間でした。ワークショップでありがちな「他人否定型」とか、「自分のみが正義型」とか、「クレクレ型」とか、「クレーマー型」とかはとりあえずこの2回のワークショップでは見受けられず、みんな前向きで、建設的な意見交換を行うことが出来ました。

 まあ、このワークショップの意見が、パークPFI導入の際にどれだけ反映されるのか分かりませんが、とりあえず私たちは私たちで、出来る範囲のことをやっていきたいものだ、と思います。今後のワークショップが楽しみです。

(最後におまけ。こう見ると、何となく都会っぽくてカッコいいでしょ(笑)。そういう意見、否定はしません。私も嫌いではないのです)