中国新聞の特集「イケてない?広島」。
定期的に記事が掲載されますが、正直、「なんだかな」という感じです。
結局、「アリーナがあればもっと大型ライブが増えて人が集まる」という以外に、何か建設的な意見はあったでしょうか…。
「アリーナがあれば大型ライブが増える」は、まあ、そのとおり。ドラゴンフライズの新アリーナの話もあり、まあ、建設に向けて動き出すべきだ、とは思います。
…で? それで終わりですか?? 正直、物足りないものを感じます。ライブ一つ見ても、別に、「アリーナ級の大型ライブ以外は価値がない」と言うものじゃない。これだけ趣味が多様化している時代です。小規模~中規模なライブ、コンサートでも、わざわざ遠征して聴きに行く人とか、私の周りにもたくさんいます。
…今、広島県立美術館で「金曜ロードショーとジブリ展」をやっていますね。私も行ってきました。
正直、私はあんまりジブリには興味ない(と言うかアニメに興味ない)のですが、これは面白かった。小さなテーマパークみたいな感じ。興味ない私でも楽しめたのだから、興味ある人からすれば、夢のような世界でしょう。中四国全域から人が集まって来てもおかしくない、と思います。
ただ、この展示でも、今の中国新聞の「イケてない」的な感じで語るならば、「期間限定で規模も小さく、イケてない。やはり、テーマパークぐらいにしないと」とかの感じになってしまうのでしょうかね。「小規模コンサート」が「企画展」になっただけ、「アリーナでの大型ライブ」が「テーマパーク」になっただけですね。
そりゃ、確かにテーマパークが出来たら素晴らしいでしょうが、じゃあ、テーマパークでないと無意味なのか。夢や理想を語って終わりなのか。そうじゃないですよね。小規模でもいいから、面白いことガンガンやっていこう。今の状況で、イケていることやろう。そこが大事なのだと思います。
中国新聞も、主催行事とかたくさんやっているのだから、「イケてない」とか、他人事のように言う前に、「イケている」イベントをたくさん企画してもらいたいものだ、と思います。
(いつぞやの、「平和大通りフェスタ」(中国新聞社主催)(関連記事)。広島がイケてない、と言うなら、こういうイベントを、もっとイケてるものにすることから始めようよ、と、声を大にして言いたいですね。)