広島市サッカースタジアム等整備事業

 サッカースタジアム、建設が進んでいますね。

 まだ中に入ったことありませんが、外から見るだけでも、まあ、お金がかかっている感じが伝わってきます。そもそもスタジアム全体に曲線が多い。当たり前の話ですが、なるべく構造は単純にして、直線的な方が施工が楽で早い(だから安い)。サッカーはそもそもピッチが長方形なので、スタンドももっと一直線にすることは全然可能だったハズで、そこは「金かけているなぁ」と思います。

 また、まだ中に入っていないのでわからないのですが、マツダスタジアム建設時のような、「配管は原則露出配管にする」とか、「階段や手すりとかは簡素なものにする」というような工夫はされているのでしょうか? まあ、別に節約が善だ、とは言いませんが、マツダスタジアムの時にあれだけ創意工夫して工事費抑えたのです。「野球場はやたらとケチった癖に、その分サッカー場は豪華になった」なんてことがないようにしてもらいたいものです。

 ところで、このスタジアム。愛称が決まりましたね。「エディオンピースウィング広島」だそうです。

う~ん。。。この、とってつけたような「ピース」。安易ですねぇ…。「平和」だとか「ピース」だとかを使うのは悪いことではないですが、あまりにもストレートで安易です。「もうちょっと何かないのか」と思います。

 それを考えると、今更ながら、「広島ビッグアーチ」ってのは良い名前でしたね。

wikipediaより)

 スタジアムの名前の由来となった大きなアーチ。このアーチ、おそらく平和公園の慰霊碑をモチーフにしたものですね。(wikipediaには「原爆ドームをイメージした」とか書いてありますが、これは誤りでしょう。)

 

つまり、広島ビッグアーチにはどこにも「平和」「ピース」という単語は出て来ないのに、名前の由来を辿っていくと自然と平和に結びついていく、というオシャレなことになっています。このさりげなさが良いですね。これが「広島ピースアーチ」とかだったら随分カッコ悪かっただろうに、と思います。

 

 最後、サッカー関連でもう一つ。先日、フットサルをしに熊野町「ゼロバランスフィールド」ってところに行ってきました。

(クラブハウス)

(写っていませんが、一段上にもう1面あり、人工芝のフルコートが2面あります。2コートの間には幅4m程度のスペースがあり、どうせなら、ここに簡易なスタンドでも造れば良いのにって感じです。)

 

 いいですね。ココ。フルコート2面なんて、贅沢ですよ。民間施設でここまで充実しているところって広島市近郊では他にないんじゃないですかね? なでしこリーグ2部のディアヴォロッソ広島の練習会場なのだそうです。そういうプロ、セミプロの練習や、高校生等の大会に、こういう施設は役立つのでしょうね。民間で成り立つというのが何気に凄いと思います。確かここは、昔はゴルフの打ちっぱなしだったか、バッティングセンターだったかの場所で、時代の変化に応じて儲かるスポーツに変えていったと言うことですね。そういえば、元宇品にあるフットサル場PIVOX広島は、以前はスノボ場でした。ここも恐らく、「スノボよりフットサルの方が儲かる」と判断したのでしょうね。こうして見ると、今はやはり今はサッカー(フットサル)の時代なのかな、と思います。さて、10年後は何が流行っているのでしょうか…